2万トン超級の豪華客船「にっぽん丸」の167室のステートルーム改修工事。
既存のキャビンは薄暗く、カラースキームも整っていなかったため、明るく落ち着きあるやさしいインテリアを目指した。
木部にホワイトアッシュ材を採用し、ベージュ色を基本に室内をまとめる事で、限られた空間を感覚的に広く感じさせ、世界一周などの長旅でも疲れの出ない、やさしい居住空間をつくりあげた。デスク周りやベッドサイドなど、陸上の宿泊施設では考えられない様々な制約や機能を、パズルを解くかのようにコンパクトに機能的にまとめあげている。