Ishida Kazuhito Design Studio

折柱 / ORIBASHIRA

[木のデザイン招待作家展] 脇田美術館 / WAKITA MUSEUM2010

長野県と脇田美術館からカラ松を使った美術展への参加依頼を受け出展。
カラ松の製材所を見学した際の木の持つ圧倒的な強さ、エネルギーをそのまま表現したいと思い、柱のような長い腰掛けを制作。
腰掛けは単にオブジェとしてムク材を使うのではなく、展覧会の趣旨でもある県内林業活性化を真正面からコンセプトに立て、流通を促すように既にあるカラマツの建材(3層パネル)をあえて利用した。組合せ自由で書架にもなる。
建材として培われてきた材料を、工事を伴わない道具として再構成する事で、一般の家庭に多く入り込み、更にはホールなどの公共の場で、長野県産のカラ松が堂々と、そしてあたたかさを持って象徴的に存在し、魅力を発信して行ければと願いを込めている。

ORIBASHIRA_S2.jpg

 

ORIBASHIRA_S3.jpg

 

ORIBASHIRA_S4.jpg

 

ORIBASHIRA_S1.jpg