金属加工業5社で組織したBASE TIMES kawaguchiが、3年間の川口まちこうば芸術祭を経て海外進出です!Milano Saloneの市内イベントであるMilano Design Weekに参加し、ディレクター兼デザイナーとして空間デザインとKawaguch-airと題したプロダクトシリーズをデザインし、歴史あるPalazzo Littaの荘厳な空間に展示・発表しました。さらに3つのフレームを用いたインスタレーションでは、各社の独自技術を美しく可視化した多彩な金属表現が空間を彩り、来場者に強いインパクトを与えました。
お陰さまで会場には27000人ほどの人が訪れ、購入希望など多くの反響がありました。会場にお越しいただいた多くの方々、ご協力や応援して頂いた皆さま、ありがとうございました!
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アルプス山脈上空
搬入・セッティングの様子。何度も写真を見ながらプランを練った空間と初対面。日本でシュミレーションした段取り通りに粛々と設営を行なっていきます。インスタレーションのフレームはノックダウン方式で全て細かなパーツに分解できるよう最小体積で搬送しています。
会場であるPlazzo Litta(リッタ宮殿)のエントランスにはオーガナイザーであるモスカパートナーズが掲げるバナーが下がり、お客様を迎える準備が整っています。出展者として我々の名前も記載されています。
2日間の搬入と設営で準備も整い、思い描いたスケッチ通りの空間に仕上がりました。6メートル近い天井高の空間には彫刻もあり、デザインしたKawaguch-airの作品たちが宮殿空間の中に美しく並びました。
イメージスケッチ
*会場奥から入り口を見る。3つのフレームの正面は、新光ステンレス研磨さんの研磨や塗装や印刷の表現技術をディスプレイ。右のフレームは栗原精機さんの切削された真鍮やアルミのパーツを空間に散りばめたディスプレイと、フジテックさんのアルミのアングルやチャンネル部材を同心円状にR曲げしたアートピースをディスプレイ。左のフレームにはステンレス鏡面材をレーザーカットし折り紙のように曲げたかねよしさんのアートディスプレイと、扉枠が自在に変化して空間を仕切るマエダさんのディスプレイを展示し、各社それぞれの得意な技術を可視化したインスタレーション演出を行いました。
*会場右奥からの様子
*会場左奥からの様子
*リッタ宮内の我々の展示空間入り口と案内のバナー
*別アングルから
初日のプレスプレビューとその夕方に行われたレセプションパーティの様子。
多くの人が訪れて盛り上がりました!
一般向けの初日(4/7)がスタートし、Palazzo Littaの外は連日大行列の賑わい。我々の展示空間にも連日3000~5000人が訪れ、説明する隙間がない状態も多くありました。7日間の合計で27000人ほどの方が来場され、多くのデザインへの評価に加え、加工技術への賛辞も多く寄せられ、Kawaguch-airシリーズの購入希望が絶えませんでした。
空間を訪れた人が「笑顔」になる仕掛けを多く用意し、絵本を読むように展示空間を移動しながらワクワクがずっと続くようにレイアウトしたことで、多くの方が立ち止まり、覗き込み、腰掛け、映り込んだ景色を撮影し、ゆらゆら揺られて「笑顔」が多く生まれました。
言葉のギャップはあるものの、本当にみなさん喜びや楽しさを体いっぱいに表現してくれました。改めてデザインは最強のコミュニケーションツールだと思い知る事ができました。


オフショット


BASE TIMES kawaguchiメンバーと1年以上かけて計画してきたプロジェクトでした。前に進むんだという強いエネルギーを持った最高の仲間たちだからここまで来れたように思います。そして応援して頂いた多くの方々のお陰と感謝しております。会場にお越しいただいた方々、日本やミラノでもご協力いただいた皆さま、応援して頂いた皆さま、ありがとうございました!3年間は出展を続ける予定なので、来年以降も我々の展示を是非チェックしてください!また、今年のうちに凱旋帰国展を行う予定です。詳細が決まったら改めてご案内します。引き続きよろしくお願い致します!