時速300キロのスピードで駆抜けるドライバーにとってレースはまさに命がけ。
鈴鹿での日本GPにあたり、当時チームルノーのメインスポンサーであるJT マイルドセブンから、チームにくつろぎを感じてもらうべく、ドライバーやメカニック、チームのVIPが食事をしたり、くつろぐためのスペース（パドック）を日本風サロンにしてほしいとの依頼をうけた。
海外メディアに向けてのチームアピールも目的であったため、外国人がイメージする「和」を「祭り」というテーマでバンブーや和紙、苔玉、提灯などでアレンジし、表現した。
スポンサーロゴやチームカラーが溢れている通常のパドックの中で、色を抑え、和紙のスクリーンからかすかにチームカラーを感じるように間接光を効果的に利用した。
メディア向けイベントではドライバーとの撮影会やカリグラフィー体験など、盛り上がりを見せ、世界のF1雑誌にも多く取り上げられた。
